近年に限らないが、政治家、役人、企業家 etc etc の不祥事が相次いで、良識ある国民の怒りを買っている。何か抜本的な対策はないのか?

あるはずが無いと申されるか! ならば、日本の歴史上如何なる為政者も為し得なかった”不祥事を撲滅”する決定的な案(素案)を発表したい。
結論から申し上げよう。
それは、五欲制限の原則を憲法に明記し制度を確立することである。
民主主義は人々の多様な要求(欲望)を尊重する。だが、民主主義国家として成立・存続させる為にはお互いの欲望を調整しなければならない。これが原則だ。この大原則を踏まえ、狸親父(徳川家康)が採用した統治の手法、即ち、権力を持つ譜代には所領を少なく、中央権力から遠い外様にはより多くの所領を与える、生かしも殺しもされない百姓には高い身分を、暴利をむさぼる商人は最低の身分にして蔑む ・・・ 誰にも全ては与えないのである。
老生の提案、提言の骨子は既にお分かりだろう。
では、五欲とは何を指すのかを説明したい。
それには、単純に人間の欲望を羅列すればいい。
1.権力者になりたい。
2.金が欲しい。
3.名誉が欲しい。
4.美人(イケメン)と結婚したい。
5.心安らかに死にたい。
如何なる者にも以上の五欲の一つしか与えない様に制度化する事を提案する。
内閣総理大臣の報酬は時間給720円しか与えないし、野球選手でMVPを獲得すれば美人アナウンサーとの結婚などご法度である。
社長で金がたまって美人の奥さんを持って死の間際に勲章を貰って、家族友人知人の皆から惜しまれつつ大往生する ・・・ そんなことは絶対に許されないのである。二欲を得たと判明した時点で、問答無用、即、獄門磔の刑が執行されるのである。
親が財産を残してくれた場合、司法試験や公務員試験は受けられないし、被選挙権は剥奪されるし、マトモに畳の上で死んではならないのである。
例え偶然 一欲 を得たような場合、具体的に言えば、たまたま一等の宝くじが当たった場合でも、TV局(第4の権力)は退職、美人の奥様とは離婚、歯が痛んでも痛み止めは処方してもらえない様になるのである。勿論、即日、五欲管理省から閻魔さまに、誰もが迎えるその日には、舌抜きの刑を執行するよう通知される。
斯様にして、金を稼いで何が悪いとホザク ホリエモン や ハゲタカ村上 の様な人物は存在しなくなる。自分や親族の会社の為に議員になる不逞の輩は居なくなる。欲望を分け合う事で不祥事が無くなり、日本は平和で幸福な人々で溢れかえるのである。真に結構な住みよい国ではないか?
因みに、老生には既に美人の山ノ神がおいで遊ばす。しかし、金は無く無職で名誉などには程遠い。ギリギリのセーフで歯の痛みには痛み止めと抗生物質と消毒液、そして、新しい歯ブラシが与えられた。有り難い事である。
・・・ ヤッパリ オレッテ ヘンダ 意味不明の論理展開だ!
しかし、これだけ書けば、夕食のオカズは葫をタップリ染み込ませた200グラムのビフテキにありつける。平和である。