戦前・戦中族に関わらずTVや映画に取り上げるので若い人もご存知と思う。ニイタカヤマニノボレ(新高山に登れ)とは、山本五十六太平洋艦隊司令長官が発した訓令で”皇国の荒廃この一戦にあり ・・・各自奮励努力せよ”との対米戦争の開始を指令する暗号である。計画通り戦端を開け、戦国時代に遡れば いざ出陣ぞ! との意味である。
我が家も先日ゴキブリ族の度重なる出現・横暴に怒り心頭に達し宣戦を布告した。第一弾は”毒の食料”設置である。効果あり。戦果あり。廊下の端っこで仰向けにひっくり返って死んでいる中将クラスのゴキを見つけ、家族一同喜びに沸き提灯行列ものである。
大変失礼した。このように太平洋戦争をチャカシタ様な文章は、国家の行く末を案じ聖戦と信じ戦地に散った英霊を侮辱するものである。謝罪して、普通の文章にする。

ゴキブリは人類よりも長い世紀を生きてきたそうだ。でも嫌いな昆虫の第一番だろう。ゴキブリと同様気持ちの悪い動物や昆虫は数多く存在する。幼い頃、川原遊びの時小石をひっくり返してヤゴを始めて見たときの驚きは今も覚えている。川原遊びをしなくなった今でも、そして、優雅なトンボに変身することを知っていても、ヤゴの写真などを見ればあまり良い感じはしない。ゴキブリよりはましだが!
ゴキブリが嫌われる最大の理由は家屋の中で走り回るからだ。生息する場所が問題なのだ。家の中だからたまらないのである。退治しようと頑張っても根絶できない。今までは、ゴキブリ退治は「ゴキブリホイホイ」に限る。ゴキブリホイホイが最も強力な手段と思っていた。
山ノ神によると、そうでもないらしい。鼠退治の毒団子同様、食べさせて殺すのが効果的とのことだ。早速実施。効果抜群。
絶大な戦果に喜んでいたが、チョット待ってくれよ! 鼠退治の毒団子は幼児子供の目に付かないような屋根裏などに置く。ゴキブリは家屋内それも幼児子供の行動範囲内だ。
ゴキブリ戦争で一番驚いたのは、あの生命力の強靭なゴキブリが一発で死ぬような毒性の強いものがスーパー、ドラッグで簡単に買える事である。老生には物事の判断が出来ない幼児がいるが同居はしていない。とりあえずの心配はないが ・・・・・・
掲載の写真は、母の日に息子から山ノ神に贈られたカーネーションである。7月3日に撮影した。本日に至るも同様の状態を保っている。当然ハウス物だろうが、大切に養生すれば何週間も花を楽しませてくれる。