私は幼児期を除いて田舎育ちである。子供の遊びとして、溜池でフナを釣ったり、小川で魚や亀を手づかみした経験はある。息子が小学生の頃、せがまれて溜池に連れて行ったこともある。要するに、漁業でない魚釣りは子供の遊びと思っていたが、今時はそうではないのが常識だ。
私の居住地、奥武蔵の方々の池で私と同世代の多くの老人が釣りを楽しんでおられる。老人ばかりでもない、青・壮年と思しき方々も多数見かける。そして、私の常識に反して、子供が釣りを楽しんでいる姿を全く見かけない。
掲載の写真は、彩の国(埼玉県)鶴ヶ島市に、平成15年に作られたスポーツ公園内に造られた"ため池(釣堀?)"で釣りを楽しんでおられる様子だ。
以前、釣りはスポーツなんですよ! それを理解しない人が居て困る! ・・・ って話を釣り人にされたことがある。地方自治体が釣堀を提供する所以である。
因みに、大勢の釣り人が糸を垂れている釣り池で直ぐ思い出すのは、彩の国(埼玉県)の毛呂山町の鎌北湖、箕和田湖である。両湖ともに大盛況だ。同じく鳩山町の農村公園の釣り池は数年前に釣り禁止となったが、奥田という集落の比較的小さめの灌漑用の池でも釣り人を見かける。
