案内ビラを頂いて来たのでその内容を紹介します。
= 麦打ち唄 =
岩殿山で鳴く鳥は 声もよし音もよし岩のひびきで
坂東十番岩殿山は つつじにわらびにきのこがり
おおたけ山の黒雲は あの雲がかかれば雨か嵐か
お前とならばどこまでも 九十九谷の中までも
麦打つ音のさやけさに 空も晴れ日も照る歌がながれて
『解説』
以前農家では、大麦かりそして麦の穂落としが終わると収穫した麦を庭先に広げ乾燥させます。十分に乾くと今度は、麦の先に付いている針のようなノゲを取り去る作業をこの くるり棒 で行います。この仕事は真夏の炎天下に行われるため重労働でしたので、この苦労を和らげるため歌われたのがこの「麦打ち唄」です。
一説によると、今から四百年の昔、武田の落ち武者が甲斐の国から旧亀井村に持ってきたものと伝えられています。
