自転車の専横ぶりに閉口しています。珍しく午前中に二件ものマナーの悪さを目撃しました。見たくもないし、敢えて言えばわざとらしい風景です。その一件目は、自転車に乗った生徒達の交差点の渡り方です。二件目は、50歳ぐらいで一見インテリ風の女性の駐車場での走行ぶりです。
先ず一件目ですが、本年4月9日小学校2年男児が左折するダンプに巻き込まれ死亡した事故が発生した東松山市西本宿の交差点で、歩道と車道に分れて勢いよく突っ走る生徒数人を目撃しました。私の前を走っていた左折車の走行には全く意に介しない様子でした。事故の事が話題にならなかったのでしょうか? これでは、同じ場所で何回も同じような事故が発生します。他の場所でも、自転車が左折車・右折車の存在を無視するかの如く突っ走る様子は見慣れた風景です。
二件目は、私がスーパマーケットの中に設定されている歩行者専用道路に接して車を止め、ヨメが降車の為ドアを開きかけた時、後ろから自転車に乗ったままで歩行者専用道路を突っ走ってきた女性がいました。直ぐ気付いてドアを閉めたため事故にはなりませんでしたが一瞬肝を冷やしました。
二件とも、自転車が「車」ではなく特別な権利を持った乗り物のように扱っていることが問題です。以前から法律は自転車も「車」である事を前提にしていますが指導や取締りは無かったに等しい状態でした。自転車と自動車の間に事故が発生したらほゞ100パーセント自動車の責任とされてきたかに思っています。これでは堪ったものではありません。つい最近報道されましたが、自転車に対する指導を厳しくして2回注意されると講習を受けなくてはならぬそうですが、その程度で自転車の専横ぶりが無くなるとは思えません。

◎川柳背景のイラストは、”いらすとや”から借用しました。