昨日、福田首相が薬害(C型)肝炎訴訟原告団と面会、国の責任を認め(?)、謝罪し、議員立法で救済する方針を伝えた。我々もTVや新聞(報道)でそのことを知らされた。20数年前から今尚続く病苦と提訴から5年もの懸案がようやく解決へと向かったことに一歩前進と評価したい。
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患者達が救済を求めて(司法の場へ)訴訟を起し始めてから5年が経過しているとのこと。知らなかった筈が無い。知ってはいたが、ただ、複雑で重大な問題として提訴し救済を求めていたとの強い認識(意識)が欠け、殆ど声をあげなかったのだ。恥じている。
否、チョットマテヨ!
国の薬事行政の誤りを既定の事実とし、(救済と認識せず)賠償されて当然と認識していたのではないか? 要するに甘く見ていたのでは無いか?
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数年前、山ノ神がワザワザ老生に ”C型肝炎には罹っていませんから安心して” と伝えたことがある。原因の薬の使用は出産時が一番多いとの事、我らの子達の誕生は40年ほど前のことだから肝炎の原因ウイルスを持つ薬そのものが無かったのだろう。現在不幸にも肝炎に苦しんでおられる方々に対して冷水を浴びせるような記述かもしれないが ”助かったー”と ・・・ 例え一瞬でも安堵した身勝手さをどの様に責めればいいのか?
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議員立法とのことだが、今朝目を覚ませてから数時間、ならば何故衆議院議長や参議院議長の動向(言動)が伝えられないのだろう?? と一瞬横切った疑問が払拭できず困っている。
首相は行政府の長に過ぎない。立法府の代表者は衆議院議長であり参議院議長である。そして日本は三権分立を標榜している筈である。行政や司法で行き詰まり新たな立法で救った例は過去にもある。その時に限らず常日頃のこととして、議長が根回しに動いたとか、議員・議会を代表してコメントを発表したとの報道に接したことが無い。
国会中継を見ている限りでは、議長は事務長の差し出す紙切れを読むだけの仕事しかしていない 議長はただの飾り物としか老生には映っていない。(表現が不適切かも知れぬ。お許し願いたい)
何もしない、何も発言しない議長? そんなことで許されるのだろうか?
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国が救済すると言うことは税金を使うって事だ。そのルールが無かったから新たに法律(ルール)を作るというのなら、首相が決断したから出来るというなら、国会ででも良い、記者を集めての会見でも良い、一般国民に向かって説明(了解を求める)しようとしないのか? 患者(原告団)に向かって謝罪と救済方針(方法)を述べた後でも先でも同時でも拘らぬ、どうして了解を求める趣旨の発言をせぬのだろう?
新聞紙上やTV出演者等々がこのことに触れたのは数多いTVコメンテーターの内のたった一人だった。

掲載の写真は平成19年12月7日に彩の国(埼玉県)ときがわ町の天台宗都幾山慈光寺を訪れブログ投稿用写真を撮影してきた時のもの。