秩父連山はそれ程高くはありませんが面積は広大です。でも未だかって、熊、猪、鹿、猿、狐、狸、鼬など日本中のいたる所にいる動物に出会ったことがありません。(十年ほど前に鼬=イタチと思しきものを、中腹の人家に近い場所で一度だけ見かけたことがあります)
それは、食物連鎖の関係だと思っています。広大な秩父連山の殆どに杉や檜が植林され、雑木林の木の実が少なく虫や小動物に乏しく中程度の大きさの動物の餌が無いからです。まれに、猪がモグラを取るため土を掘った跡らしきものを見かける程度です。
ですので、奈田良林道で二頭ずつの野猿が二か所にもいて、茂みから他の野猿の鳴き声が聞こえたのには驚きでした。当たり前のことかもしれませんが、動物園の猿も自然界の野猿も姿・動作は同じですね! チッチャナ・チッチャナ出会いと発見と驚きです。
大勢の登山客がこの地を訪れますし、関東平野と秩父盆地を繋ぐ生活道路でもあります。願わくば、野猿の餌になるようなゴミを放置したり、面白半分の給餌をなさらぬよう ・・・
追記:この記事を投稿してからネットを調べてみました。秩父盆地の人里近いところ(荒川べり)で野猿を見つけたとのインターネット記事を見つけました。更に、秩父盆地の一角、長瀞には宝登山小動物公園があるとの記事もありました。私が写真撮影した野猿がいたのは標高800m〜900メートルの林道・奈田良線です。標高差もあり距離も相当離れています(車で30〜40分)。ですが、何れも連山の一角です。