知ったかぶりの書き出しだが、老生も他人様に説明出来るほど理解していない。でも”何となく”漠然と理解している ・・・ つもりである。
老生の幼き頃、お正月の準備に親父が餅をつき しめ飾り を作り、お婆ちゃんの指図で家中の方々に飾っていた。元旦には庭に出て朝日を拝んでいた。
日本人の原点は、太陽や草木や井戸水等々自然の恵みや建造物 ・・・ あらゆる物に神を感じ(意識し)畏敬の念を抱いていた ・・・ 今でも ・・・ 一神教の人々はこの様な宗教観をして 神を冒涜している、蔑ろにしている、と考えるのではないかと思うが、決してそんな事は無い。
左下の写真をご覧頂きたい。
写真に写っている石像の左端は、**百万遍*** と刻まれていた。何処かの宗派の宗教行事で、大きな数珠を多人数で輪になって廻しながらお経を唱えておられる光景を記憶している その講の記念碑? かな?
左から二番目は地蔵尊である。
左から三番目は馬頭観音である。
一番右は神社の灯篭である。
恐らくこの辺り一体で農地整備か道路拡張が行われて、古の石像を破棄できず一ヶ所に纏められたのだろう。仏教も神道も祀る対象に拘りを見せず一箇所に集めたのは如何にも日本人らしい ・・・ 少しでも日本の”神”を勉強した一神教の外国人なら エエッ! と仰け反るだろう。
右下の写真は、記事に関係ない。近くで咲いていた 梅 で華を添えただけである。
(記事投了 2007/2/3 0200)

