現行憲法(政治体制)になって60年、色々な政治局面に出会ってきた。
・・・・・出会ってきたは言いすぎかな? 老生などは、日本国民なのだから当事者と言えば当事者だけど、部外者として、或いは、統治される者としての体験しか無い。
しかし、メディアの発達(報道手段・姿勢)と
情報公開 の流れが大きな力となって我々に事件の実態(真実、事実)を教えてくれる。例え実態が解明されなくても、予想、推測し得る情報が提供される。マスコミ(マスメディア)の動きは、度々行き過ぎや的外れがあって全面的に頼るわけにもいかないが ・・・
政治の動きで最近の最大の関心ごとは、二大政党化が熟して政権交代があるか否かだ。実質的に半世紀もの間政権の座にあるのは自民党だから政権交代があるとすれば民主党(又は野党連合)が国民の支持を受け衆参両院で過半数を得ることなのだが、その流れを堰き止めたのが数年前のメール事件、そして、今回の大連立問題である。
大連立問題は、ご本人はすっ呆けておられるが読売新聞グループの渡邉恒雄会長兼主筆自身が
フィクサー あるい暗闇に潜むフィクサーの使者であるのが明らかにされた結果、大連立に乗ろうとの姿勢を見せた(乗せられようとした)小沢一郎民主党代表への非難が沈静化した。メール事件は結局のところ仕掛け人(フィクサー)の使者程度までは判明したがその奥は解明されなかった。
次々と政治の世界での不可解な事件が報道されるが、守屋元防衛省次官問題も分かりづらい。単に政官業の癒着と捉えていたのではお宮入りになるだろう、終戦直後の
GHQ体制 を未だに引き摺っていると認識しなければ解明されないと、2〜3日前のニュース番組で某コメンテーター(ジャーナリスト)が解説されていた。
フーム ・・・ 常識で付いていける?? いけない??
権力に巣食うフィクサーを見つけ出したり、日本が未だにGHQ体制を引き摺っている傀儡政権と認識する、即ち、背景を解明しなければ何事も解決されないとしたら ・・・
一庶民には正にお手上げであり、老生如きが意見を述べるナンザー、ナンセンスの極みである。
21:58 追記
最近の政治の動き(参議院選挙後)で驚いたのは、安倍前総理が自民党大敗北に関わらず総理を辞職されなかったこと、小沢民主党代表に(秘密)会談を申し込み断られたからと突然総理を辞職されたこと、流れで麻生幹事長がポスト安倍と見られていたのが、一夜にして福田総理に流れが変わってしまったこと ・・・
本日(11月19日)午後9時〜10テレビ朝日 たけしのTVタックル で知ったが、これら一連の驚きの流れは 渡邉恒雄読売新聞グループ会長兼主筆 が描かれたものだそうだ。渡邉氏が本当の大元なのか渡邉氏のバックに別の権力が控えているのか、そこまで話は進まなかったが、ようやく全体像を理解できたような気がする。何と感想を述べればいいのか、言葉を失ってしまった。
TVのニュースやニュースショウは比較的好きだが、何の目的も無くボケーと視聴しているだけでこれだけの情報が入ってくる ・・・ 一体全体これが良いことなのか? 悪いことなのか? 老生のような一国民の幸せに繋がるのか否か ?? 頭を抱えてしまう。

写真は彩の国(埼玉県)毛呂山町の鎌北湖の紅葉の様子である。
平成19年11月15日撮影。ここ一週間が見物どき、写真撮影どきである。